3.不動産業者などに聞く
土地を購入した際に取り引きをした不動産会社などは
過去の土地の開発履歴を把握している
可能性があるので聞いてみましょう。
これから住宅を購入する場合は土地の開発履歴を
教えて下さいと質問するようにしましょう。
ただ、不動産会社が
詳しく知らないケースもあります。
説明に不安を覚えた時や納得出来ないときは
専門家に相談することも大切です。
「いつ開発したのか」は重要な情報です。
一般的に、盛土された年代が
古いほどリスクが高まります。
国は2006年に排水設備の基準などを設けたため
過去の災害では2006年以降に
造成された盛土では被害が
少ないことがわかっています。
【注意点】
住宅の購入時には重要事項説明という手続きがあります。「宅地建物取引業法(宅建業法)」に基づく手続きで売り手が購入者に対して購入の判断に影響する大切な情報を説明するものです。ただ、単に盛土だというだけでは、説明の義務がありません。こちらから質問しないと、知っていても教えてもらえない可能性があります。家や宅地を案内してもらう早い段階で忘れずに確認するようにしてください。東日本大震災で宅地の被害を受けた人を取材すると多くの人が「盛土の上だと聞いたことが無かった」と話していました。
4.「地盤品質判定士」に相談する
地盤品質判定士は、宅地の地盤災害を防ぐために
地盤の品質を確認・評価する地盤のプロ。
国土交通省の登録資格を持つ専門技術者です。
地盤品質判定士でつくる「地盤品質判定士会」
では相談を受け付けています。
Webサイトの問い合わせフォームから相談できます。
メールでの簡単な相談は無料。
面談や書面の作成は費用がかかります。
5.自治体の窓口で確認する
一定規模以上(500平米超など)の盛土造成地を
作る場合、事前に自治体に届け出を
することになっています。
その際には、開発する場所の平面図や
断面図も提出されることがあります。
最近開発されたケースでは自治体が
資料を保管していることがあります。
自治体の窓口に聞くとわかることがあります。
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